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バックパッカーへの憧れ

2004年09月13日

バックパッカー向けサイトを運営し、陸路移動・安宿指向のバックパッカー旅が大好きなまんじですが、最近そういうスタイルの旅からだんだん縁遠くなっていく自分にふと気付いてしまったりします。

かつてのまんじは会社に勤めていたり、学校で教えていたりして、ゆっくり旅する時間がなかなか取れませんでした。一念発起して翻訳家を目指し勉強を始め、今では一応プロの翻訳者・通訳者になることができました。フリーランスの SOHO 勤務ですからいつでも旅に出かけられるようにもなりました。PC、ネット接続、携帯電話さえあれば世界中どこでも仕事ができます。

まさに「夢が実現した」とも言えるわけですが、その一方で旅のスタイルが根本的に変わってしまいました。

かつてのまんじの旅のスタイルは、

● 陸路移動
● 安宿(基本的にドミ)利用
● 長期にわたり広範囲を網羅する旅

っていう感じで、自転車でアイルランドを一周したり、中央アジアや中米で地を這うような旅をしてきました。いわゆるバックパッカー的な旅です。

一方現在のまんじの旅のスタイルは、

● 陸路移動を最小限にしてなるべく空路移動
● 部屋から IDD コールのできる中級ホテル中心
● PC(最大で 2 台)を持ち歩いているので、セキュリティ上の観点からドミは避ける
● 短期間の陸路移動は極力避ける
● 1 都市滞在型

です。「発展途上国(第三世界)指向」であるという点では今も昔も変わりないのですが...

翻訳の仕事はすべてフリーランス契約ですから、いつ依頼が舞い込むか分かりません。原則として

● 日本時間の 9:00~21:00 は 2 時間おきにメールチェック(ホテルの電話回線・GSM 携帯音声回線・GPRSパケット通信・ネットカフェなど)
● 携帯電話の通話エリアからなるべく外れないようにする(日本時間の土日を除く)
● 空路による中距離~長距離移動は、日本時間の夕方以降または週末に行う
● 仕事が入ってきたら、移動を中止し、その場(都市)にとどまって仕事の納品を優先する

となっています。

これだともはや観光目的の旅なのか、出張旅行なのか分かりませんね... 時間とバッテリー(パソコン)との闘いです。

一例を挙げてみます。
7 月に訪れたウィーン。まんじは安宿に 2 泊して、中 1 日で観光して回ろうと考えていました。しかしここで大量の仕事が日本から舞い込み、結局観光の 80% をキャンセル。ウィーンのカフェをはしごしてひたすら仕事をしていました。仕事に飽きるとカフェを出て 1 ヶ所だけ観光地に行き、とりあえずそこを見終わったらまた近くのカフェで仕事を再開... カフェで頼んで PC の充電までさせてもらいました。結局まともに見た観光スポットは、映画「第三の男」に出てくる観覧車のある遊園地とモーツァルトが住んでたアパートの 2 ヶ所だけでした。

かつては、時間の拘束がきつい会社勤めが嫌いだったまんじですが、現在のように 24 時間休まるヒマがない状況になると「会社勤めって意外とよかったな~」と思います。会社勤めって仕事終わって会社を出ると、とりあえずは仕事のこと忘れていられますよね。

24 時間休まるヒマがないと言っても、別に 24 時間仕事しているのではないんです。
「仕事が来るかもしれないからメールをチェックしよう」とか
「現在仕事は何本あるな」とか
「納期まであと何日(何時間)あるかな」とか
を 24 時間考えていなくてはいけないということなんです。

また 1 日のうち、どの時間帯でも仕事できる状況なため、「勤務時間」というものがありません。そのため「勤務時間」がだらだらと 24 時間続いているような感じで、常時 work management をしているような状態です。

ここらあたりが「仕事から解放された気分がしない」原因かもしれません。

仕事が来なければ来ないで不安になるし... 将来の営業活動も考えなくちゃいけないし...
フリーランスもちょっとつらいところがあります(いいところも多いですが)。

昔のように地を這うようなバックパッカー旅がしたいなぁ... と切実に感じる今日この頃です。

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Comments

ノブアキ さんのコメント

2004年09月13日

今僕の夢は旅をしながらコーチをすると言いまくっています。
これはまんじさんの影響が強いかもしれませんが、
電話一本あれば基本的に仕事が出来ます。
40分1万×月3回が一人当たりのクライアントの報酬です。
うちのコーチは月3回で5万とっています。

そのぶん真剣勝負の仕事ですが、先ほども書きましたが電話さえあれば出来る仕事なんです。
またそういう見識を深めながらコーチングをすると心が豊かになってより精度の高いセッションが出来ると思います。

しばらくは日本のみの移動でしょうけど、通信費や様々な条件が整えば、そら飛ぶコーチに変身です。

楽しみだな。

まんじ さんのコメント

2004年09月14日

最初に... ノブアキさんの現在進行形の職業である「コーチング」についてちょっと調べてみました。一番分かりやすいのはここかもしれません。

===ここからコメント===

ううむ... これまで何人の友人たちが、まんじの考えに感化されて(惑わされて?)「旅するフリーランス」への転向を「表明」したことでしょう。ざっと数えただけでも 5~6 人はいそうです。

このライフスタイルが実現できるかどうかは、才能が5割、努力が3割、運が2割だと思います。努力だけで「旅するフリーランス」になれると考えるのはやめたほうがいいです。

旅をしながら仕事をする場合、どんな職業が可能性があるかについては以前まんじもかなり考えました。結局それは creative な側面を伴う職業なんです。作家、カメラマン、翻訳家、音楽家、歌手、記者、デザイナー、旅芸人など... ハードではなく、ソフト的な作品を作り出してそれをクライアントに提供し対価を得るような仕事ですね。もちろんかなりの資金力があれば株のトレーダーとか、本当に素質があればオンラインカジノで稼ぎながら... とかも考えられますが、まあ現実的には難しいでしょう。

こういう creative な職業は、普通努力だけじゃなれないと思います。まんじは「物書き」としての自分の適性に早く気づけなかったことが残念です。数年はロスしてます。まあ数年なら「早く気づいた」ほうなのかもしれないけど...

要は「自分の適性を見抜く」ことが大事なんじゃないでしょうか。

さらに「旅するフリーランス」の仕事では、同僚がいないか、または同僚との関係がネットである程度完結するようになっていないといけません。チームワーク重視の仕事では旅ができません。人と接してサービスを直接提供するような仕事ではかなり厳しいと思います(医者、弁護士、カウンセラー、教師など)。

こうしてみるとコーチングは実際に顔つき合わせて... って感じがするのですが? 旅しながらできるのだったら実に画期的だと思うけど、お客としては電話やネットのやり取りだけで満足できるんでしょうか?

40 分電話で話しただけで 1 万円払うとしたらちょっとやだなぁ。まんじなら払う気しません。実際会ってカウンセリング受けるのならまだ分かるけど... でもダイヤル Q2 とかならまだ受け入れられそうです。1 分 100 円くらいで...

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