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バーツ高に苦しむ在タイ外国人

2007年07月18日

ここ 1 年ほどタイバーツ THB 高が急速に進行し、タイに住んでいる外国人には少々困った状況になっています。数年前まで 1 バーツ 2.7 円前後だった為替相場がもはや 1 バーツ 4 円にまでなっています。かつては 10,000 円を両替すると 3,200~3,600 バーツが返ってきましたが、今や 2,600 バーツくらいしかもらえません。

右の図は、過去 5 年間のタイバーツ(THB)と日本円(JPY)の為替レートの変動を示しています。いかにバーツ高が進行したかがお分かりいただけるでしょう。

直近の 2 年間でバーツは円に対して 3 割ほど高くなっています。

私の場合、タイでの業務による売上はバーツ建ての収入なので為替による影響はそれほど感じませんが、翻訳の収入は米ドル、日本円、シンガポールドルで各国の銀行口座に入ってきますので、バーツ換算にするとかなり目減りしてしまうのです。

タイはまだ暫定軍事政権で、政治的にもかなり不安定な状況です。タイ南部では連日のようにイスラム過激派のテロが起きています。通常であれば、政情不安の国の通貨は安くなるものですが、現状では逆行しているように見えます。

この最大の原因と言われているのが、タイ株への投資マネーの流入です。外国人投資家が値頃感のあるタイ株への積極的な投資を行っているそうで、これがバーツ買い→バーツ高を招いています。

こういう投機的な相場は通常それほど長続きすることはありませんので、そのうち是正されていくでしょう。行き過ぎたバーツ高が続くと、タイの輸出競争力は低下し、外国からの投資も減退し、観光客や在留外国人の数も減っていってしまいます。また年金が頼りのロングステイの方などはかなり切実な状況でしょう。

タイ政府も輸出業者の外貨保有期間の制限を緩和する(つまり外貨のまま保有できるようにする、タイバーツへの換金が起こらないのでバーツ高を抑制できる)など、多少の対策を検討しているようですが、即効薬となる対策は取れずにいます。

海外収入に頼る在留外国人にとっては、しばらく我慢の日々が続きそうです。

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