まんじの会社で働いているタイ人スタッフは現在16名ですが、かなりアットホームな感じで和気あいあいとしています。ビジネスライクな一般企業のオフィスとはかなり違う雰囲気の会社です。
従業員のうち14人は、私の家(まんじ邸)に同居していますし、まんじ邸と職場は徒歩20秒しか離れていませんので、会社と言うより家族経営に近いものがあります。
従業員の平均年齢は23歳。若い人が多いので、まんじはいわば、父親役として、従業員の悩みを聞いてあげたり、学校を探してあげたり、時には貸付を行ったり(!)する一方、人間としてまっとうに生きられるようしつけにも力を入れています。
しかし、タイ人スタッフには頭を痛めることもしばしばあります。
一番の悩みは、突然休んでしまうということでしょうか。これは、うちの会社に限らず、タイにある大企業から零細の工場に至るまで共通の悩みかと思います。
まんじの会社は週休1日制なのですが(曜日は従業員によって異なる)、これ以外に休暇を取る場合には、前日までにまんじに休暇を申請することになっています。
しかし、これが守られることはほとんどないのが現実で、当日になって姿が見えないので大騒ぎ…みたいなことになります。
よくある理由としては、前日深酒して二日酔いになったとか、何となく気分が乗らないとか、家族・親戚が病気だとか、そういう理由なのですが、日本なら休むほどではない理由でも簡単に休んでしまうんですね。
たとえば昨日を例に取ると…
* ナット(キッチンマネージャー)…親戚の結婚式で帰省中(2日間休んでいる)
* ガイ(キッチンスタッフ)…弟が事故にあったため帰省中(13日間休んでいる)
* ジョー(キッチンスタッフ)…お母さんの体調が思わしくないため帰省中(4日間休んでいる)
* まゆみさん(ゼネラルマネージャー)…恋人がバイクの事故で軽傷で入院したため帰省中(3日間休んでいる)
* ノム(キャッシャースタッフ)…何となく休んでしまった(1日)
と5人も休んでいます。これ以外に2人が定休日でしたので、合計7人も…。
お客さんに「16人雇っているんです」と説明すると、「そんなにたくさんいるんですか!?」と驚かれることがあります。
しかし、24時間営業の3シフト制であることに加え、常時(定休日も含め)15~25%のスタッフが休んでいることを考え合わせると、そんなに潤沢な人数ではありません。
タイでビジネスをする場合、欠勤率20%(5人に1人が休む)を前提にスタッフを雇っておかないと、いざという時やりくりがつかず、大変な思いをします。
日本式に勤怠管理をシビアに行うことも考えたのですが、やはり日本式を押し通すとうまく行かないのです。かつて未申請の休暇にはペナルティを課していたこともあるのですが、あまりペナルティが課せられると、嫌になって辞めちゃうんですよねぇ…。
人件費の高い日本では考えられないことですが、休まれることを前提に多めに雇っておくしか手がないようです。
見方を変えれば、従業員の自発的なワーク・シェアリングと考えられなくもないわけで、忙しい時はフルスタッフ態勢で人海戦術で対応することもできますし、メリットがないわけではありません。16人いても人件費は収益の30%程度に抑えられているので、一応健全経営であると言えます。
「勝手に休んだ」と目くじらばかり立てていてもストレスがたまる一方ですから、
「また休んだか~、しょうがないねぇ、マイペンライ、マイペンライ」
とほのぼのやっている方が良い、という結論になりました。
こんなわけで徐々にタイ化(退化)しつつある、まんじであります。


Comments
koku さんのコメント
タイって学生の時にスタディツアーで訪れました。タイにハマってそのままボランティアスタッフとして再度タイに行く仲間もいましたよ。同じアジア人でも本当に違いますよねぇ~うまくまんじさん流タイ生活を送ってください!
Posted by: koku | 2007年08月03日 04:18
まんじ さんのコメント
KOKU さん、コメントありがとうございます。もうタイに4年半もいるのに、タイ人との付き合いはなかなか難しくて、試行錯誤の連続です。
でもタイに住んで、タイで仕事をすることを選んだ以上、あまり文句は言えません。タイに「厄介になっている」わけで、タイのやり方も最大限尊重しないといけないんです。
日本人だからといって、日本式をごり押しするのは「傲慢」すぎます。
これからも、いろいろ工夫しながら努力していこうと思います。
Posted by: まんじ | 2007年08月03日 14:23
Shira さんのコメント
まんじさん、こんにちは。
タイ・日本人・雇用 で調べ物をしていたらどこかで見たサイトに...。
お元気そうでなによりです。2007-04 から海外関連部署に移りました。まだ海外出張はしていませんが、バンコクに行く機会があればなーと思っています。
Posted by: Shira | 2007年09月13日 16:00