契約書の翻訳なんていうと、難しいと思う人も多いかもしれません。でも、英日に限って言えば、実はそんな難しいことはないのです。日英翻訳も以前やったことがありますが、これは死にました…。
今朝ほど、徹夜仕事で片づけた売買契約書の翻訳を、無事東京に納品しました。契約書というのは、50~60 個くらいの決まったパターンのようなものがあって、これさえ押さえておけば、比較的楽勝です。いくつか例を挙げてみます。
whereas → 文頭にある場合が多い。「上記に従い」と訳す。
shall → 助動詞の80%くらいがこれ。「~するものとする」と訳す。
may → これは「~かもしれない」「~してもよい」は絶対に不可。ほとんど can と同じで「~できる」と訳す。
in witness whereof → 何言ってるのか逐語訳では意味分かりませんが… (^^;) 「上記の証拠として」と訳す。
in writing → 「書面にて」と訳す。ちゃんと文書にして連絡しないといけませんよ、という文脈で使われます。
terminate → 「終了する」と訳す。何か条件に違反したりすると、契約が「終了」してしまうのです。
expire → 「満了する」と訳す。期間が過ぎて、契約が滞りなく「満了」します。
such → 「そのような」とか「このような」は不可。「かかる」と文語調に訳す。「かかる場合は…」みたいな感じ。
non-exclusive → 「非独占的」と訳す。あなただけを相手にしている商売じゃないです、という意味。
これ以外にも、まだいろいろあるのですが、近日連載開始予定の「まんじの私的翻訳講座」で紹介していくことにします。
通常、契約書の文章というのは一文が長いことが多くて困りますねぇ。ピリオドから次のピリオドまで5~6行あるなんて、ざらです。でも他の文書と違って、
曖昧さが皆無
ですので、解釈に悩むことはほとんどありません。普通の文章だと、「同じ表現・単語が一文で2~3回繰り返される」などは御法度ですが、契約書の文章なら問題ないので、気楽にガンガン直訳できてしまいます。

